近年注目が集まるPayPay経済圏、ポイント経済圏の先駆けである楽天経済圏、どちらがお得か気になりますよね?
今回は2つの経済圏を比較しながら、それぞれの特徴をご紹介します。
それぞれに強みがあるので、どちらが自分のライフスタイルに合っているかチェックしてみてくださいね!
✔️ PayPay経済圏と楽天経済圏の違い
✔️ どちらの経済圏が向いているか
✔️ 2つの経済圏の併用もできる!

自分の暮らす経済圏があると、ポイントが貯まりやすく普段のお買い物がよりお得になるよ!
上手に活用していこう♩
ポイント経済圏とは
日常生活で利用するサービスをなるべく同じ企業グループが提供するものに統一して、効率よくポイントをゲットしながらお得に暮らしていくシステムを「ポイント経済圏」といいます。
- PayPay経済圏(Yahoo!経済圏)
- 楽天経済圏
- ドコモ経済圏
- au経済圏
- イオン経済圏
- nanaco経済圏

ポイントもお金と同じくらいの価値があると捉えていくよ♩
PayPay経済圏(Yahoo!経済圏)
PayPay経済圏は、ソフトバンクグループが提供しているサービスを中心とした経済圏です。その中にはYahoo!のサービスも含まれているため「Yahoo!経済圏」とも呼ばれています。
貯めていくポイントは「PayPayポイント」です。1ポイント=1円分として普段のお買い物に使える他、PayPayポイント運用にまわすことも可能です。有効期限がなく失効する心配がないので、欲しいものを買うために目標金額まで安心して貯めておけるのも魅力です。
元々はサービス名が統一されておらず、わかりにくいものがたくさんありました。しかし2020年秋以降、各種サービスの改名ラッシュが続いています。ユーザーにPayPayを認知してほしいという強い意思表示を感じますね。


今後、囲い込みのためのお得イベントが期待できて楽しみな経済圏だよ!
▷【PayPayポイント運用とは】始め方を簡単解説!チャレンジコースで1年運用した結果公開
楽天経済圏
楽天経済圏は、その名の通り楽天グループが提供しているサービスを中心とした経済圏です。ポイント経済圏の先駆けであり、多くの方に支持されています。
貯めていくポイントは「楽天ポイント」です。1ポイント=1円分として普段のお買い物に使える他、運用にまわすことも可能です。楽天モバイルや楽天でんきなど、月々の出費にポイントを当てることができるのもメリットです。有効期限があるので注意が必要です。
近年、楽天経済圏ではポイント付与に関する改悪が続いていて、今後は今よりもポイントが貯まりにくくなる可能性も考えられます。

まだまだお得な経済圏だけど、これから始めるのは少し悩むね!
PayPay経済圏と楽天経済圏の比較
2つの経済圏のサービスは、以下のようになっています。
サービス | PayPay経済圏 | 楽天経済圏 |
---|---|---|
ショッピングサイト | Yahoo!ショッピング PayPayモール LOHACO | 楽天市場 |
クレジットカード | PayPayカード | 楽天カード |
スマホ決済 | PayPay | 楽天ペイ |
モバイル | SoftBank Y!mobile | 楽天モバイル |
ネット回線 | SoftBank光 SoftBank Air | 楽天ひかり |
インフラ | おうちでんき ソフトバンクガス | 楽天でんき 楽天ガス |
銀行 | PayPay銀行 | 楽天銀行 |
証券 | PayPay証券 | 楽天証券 |
ふるさと納税 | さとふる ふるなび | 楽天ふるさと納税 |
飲食店ネット予約 | PayPayグルメ | ぐるなび |
フリマ | PayPayフリマ | 楽天ラクマ |
旅行 | Yahoo!トラベル | 楽天トラベル |

この中から、特に気になるものをピックアップして比較していきます!
ショッピング
PayPay経済圏はYahoo!ショッピング、楽天経済圏は楽天市場でお買い物をします。
定価はほぼ同等なので、お買い物のお得度はどれだけポイントが還元されるかが重要になってきます。

それぞれのショピングサイトを比較していきます!
- 毎週日曜日:ポイント還元率+5%UP(SoftBankなら+10%)
- 5のつく日:ポイント還元率+4%UP
- ゾロ目の日:お得なクーポンが配布される
- 超PayPay祭:最大30〜40%のポイント還元が狙える大型キャンペーン
Yahoo!ショッピングは、SoftBank / Y!mobileユーザーが特にお得にお買い物できるようになっています。毎週日曜日にお買い物をすると、+10%(Y!mobileユーザーはEnjoyパックに加入する必要あり)のポイント還元があるからです。
また、楽天は「複数のショップを買いまわる」ことでたくさんのポイントをゲットできますが、Yahoo!ショッピングは1点買いでもOKなので、無駄なお買い物が防げるところもメリットです。

PayPayステップやその他の条件をクリアするとさらに還元率が上がるよ♩
▷【2022年度版】5のつく日と日曜日を攻略
▷【Yahoo!ショッピング】ゾロ目の日クーポンを解説
▷【Yahoo!ショッピング】その他お得な日を徹底攻略
- SPU達成:最大+14倍
- 5と0のつく日:ポイント還元+2倍
- 勝ったら倍:ポイント還元最大+4倍
- お買い物マラソン:買いまわりポイント最大+9倍
楽天市場は、日常的に楽天のサービスを使うほどポイントアップに繋がる仕組み(SPU)があり、最大+14倍になります。ですが最大までポイントアップを狙うのはなかなか難しく、+5倍前後が誰でも達成できる範囲でしょう。
おすすめは、楽天スーパーセールやお買い物マラソンです。複数の店舗を買いまわることでどんどんお得になり、10店舗で+9倍までポイント還元率が上がるシステムになっています。SPUと組み合わせてポイント高還元を狙います。

日用品や必需品の買いまわりたい人におすすめ!
▷【楽天お買い物マラソン】攻略法を解説!これだけは押さえておきたいポイントまとめ
- Yahoo!ショッピング:SoftBank /Y!mobileユーザー、1点買いに強い
- 楽天市場:楽天サービスをたくさん使う人、買いまわりに強い
クレジットカード
PayPay経済圏はPayPayカード、楽天経済圏は楽天カードです。
PayPayカード | 楽天カード | |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
基本還元率 | 1% | 1% |
ポイント | PayPayポイント | 楽天ポイント |
国際ブランド | JCB Visa Mastercard | JCB Visa Mastercard American Express |
家族カード | あり | あり |
ETCカード | 年会費550円 | ダイヤモンド/プラチナ会員:無料 それ以外の会員:550円 |
海外旅行保険 | なし | 最高2,000万円 |
入会特典 | 新規入会&3回利用で 最大7,000円相当 | 新規入会&初回利用で 最大5,000円相当 |
その他 | Yahoo!ショッピング利用時+1%還元 PayPay残高にチャージ可能 ナンバーレスカード | 楽天市場利用時+1%還元 楽天証券でクレカ投資可能 |
どちらも年会費無料、基本還元率1%と使いやすいカードです。各経済圏のショッピングサイト利用時に+1%還元が上乗せされるところも同じです。
注意点は、国際ブランドをAmerican Expressにしたい場合と、海外旅行保険を付帯させたい場合は楽天カードのみ、PayPay残高にチャージできるのはPayPayカードのみの対応になっているところです。

海外旅行が好きな方は楽天の方がおすすめ!
- 日常のお買い物のお得度は同じ
- 海外旅行保険が付帯しているのは楽天カード
- PayPayにチャージできるのはPayPayカード
▷【PayPayカード】PayPayポイントがどんどん貯まるお得なカード誕生!
スマホ決済
PayPay経済圏はPayPay、楽天経済圏は楽天ペイです。
PayPay | 楽天ペイ | |
---|---|---|
基本還元率 | 0.5% | 1% |
最大還元率 | 2.5% | 1.5% |
加盟店数 | 366万カ所以上 (2022年3月時点) | 公式発表なし |
チャージ方法 | 各種銀行口座 PayPayカード SB/YMまとめて支払い 現金 ヤフオク/PayPayフリマ売上金 PayPayあと払い | 楽天銀行 楽天カード ラクマ売上金 楽天ウォレットの暗号資産 |
クーポン | あり | なし |
PayPayは、PayPayを介したPayPayカード決済をすると+1%ポイント還元率がUPするキャンペーンを開催しています(6月30日終了予定)。そのため、基本付与率と合わせて1.5%のポイントが付与されます。
楽天ペイは楽天カードからチャージして決済すると1.5%のポイントが付与されます。
つまり、どちらもスマホ決済とクレジットカードを連携させることで同等のポイントが付与されるようになっています。
違いとしては、下記の項目でPayPayの方が使いやすいと感じます。
✔️PayPayステップをクリアすると最大2.5%にまで還元率が上がる
✔️ 幅広いお店に対応している
✔️80以上の金融機関や現金からもチャージができる
✔️ PayPayクーポンが用意されている
- スマホ決済はPayPayがおすすめ!
▷【PayPay】始め方から使い方まで一挙解説!普段のお買い物をよりお得に楽しもう!
モバイル
PayPay経済圏はSoftBank / Y!mobile、楽天経済圏は楽天モバイルです。今回は格安SIM同士であるY!mobileと楽天モバイルで比較していきます。
基本料金を比較すると楽天モバイルの方が1,000円ほど安いです。1GB未満の場合は基本料金が無料になり、かなりお得です。無制限プランがあるのも楽天のみです。
しかし、Y!mobileは家族割とおうち割光セットがかなり優秀です。割引が適用されると基本使用料が毎月最大1,188円割引になり、楽天モバイルより安くなることもあります(家族割は2回線目から、おうち割光セットは1回線目から適用)。通信速度が速いことでも定評があります。
Y!mobile | 楽天モバイル | |
---|---|---|
1GBまで | なし | 0円 |
小容量 | 2,178円 (3GB) | 1,078円 (3GB) |
中容量 | 3,278円 (15GB) | 2,178円 (20GB) |
大容量 | 4,158円 (25GB) | 3,278円 (無制限) |
- 1GB未満、または無制限で使いたい人は楽天モバイルがおすすめ
- 通信速度を重視したい人はY!mobileがおすすめ
- Y!mobileは家族割やおうち割光セット適用で、楽天よりも安くなる可能性がある
▷【Y!mobile】PayPay経済圏にはY!mobileがおすすめ!メリット/デメリットを解説
銀行
PayPay経済圏はPayPay銀行、楽天経済圏は楽天銀行です。
PayPay銀行 | 楽天銀行 | |
---|---|---|
普通預金金利 | 0.001% | 0.02%〜0.1% |
定期預金金利 | 0.02%〜0.03% | 0.02% |
ATM入金手数料 | 利用金額3万円以上:無料 利用金額3万円未満:165円(ゆうちょ330円) | 利用金額3万円以上:無料 利用金額3万円未満:220円〜275円(会員ステージに応じて最大7回/月 無料) |
ATM出金手数料 | 利用金額3万円以上:無料 利用金額3万円未満:165円(ゆうちょ330円) | 220円〜275円 (会員ステージに応じて最大7回/月 無料) |
特徴 | キャッシュカード不要で入出金ができる PayPay残高への入出金がいつでも何回でも手数料0円 | 楽天証券とのマネーブリッジ 楽天カード連携でSPU+1% |
普通預金金利は楽天銀行の圧勝です。楽天銀行と楽天証券を連携させる(マネーブリッジに申込む)ことで、300万円以下の部分は金利が0.1%(税引後0.079%)、300万円以上の部分は0.04%(税引後年0.031%)になります。例えば、300万円を1年間銀行に預けると2,370円の利息が受け取れます。
PayPay銀行のメリットは、カードレスATMが採用されている点です。PayPay銀行アプリでカードレスATMの設定をしておくと、スマホ1つで現金化することができてとても便利です。
- 楽天銀行の方が金利が高い
- PayPay銀行はキャッシュカードがなくても現金化が可能なので普段使いに便利
証券
PayPay経済圏はPayPay証券、楽天経済圏は楽天証券です。
PayPay証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
特徴 | 1,000円から少額投資ができる | NISA/iDeCo口座対応 業界最低水準の手数料 |
将来のために資産運用を始めたい場合、証券口座を開設する必要があります。初心者の場合、まずは国が推奨している「つみたてNISA」が気になる方が多いのではないでしょうか。
楽天証券はつみたてNISAに対応しており、金融商品のラインナップが豊富で手数料も低いためおすすめの証券口座です。楽天ポイントをつみたてNISAの投資に回すこともできます。
一方PayPay証券はつみたてNISAに非対応です。ですが、1,000円からの少額投資が可能になっています。株式に興味がある人は、始めやすい金額から有名な大企業の株主になれるPayPay証券がおすすめです。

一般的な株式の売買は数十万とまとまった金額が必要だよ!
- つみたてNISA / iDeCo:楽天証券
- 1,000円からの少額投資:PayPay証券
▷【つみたてNISA】専業主婦のほったらかし資産運用!楽天証券を選んだ理由と始め方
ふるさと納税
PayPay経済圏はYahoo!ショッピング内の「さとふる / ふるなび」、楽天経済圏は「楽天ふるさと納税」で寄付します。
どちらも豊富なラインナップが揃っており、使いやすさも抜群です。
「さとふる / ふるなび」はYahoo!ショッピングのキャンペーン、「楽天ふるさと納税」は楽天市場のキャンペーンが適用されるため、寄付する日を工夫することでよりお得に楽しむことができます。
- どちらもお得!
- それぞれのショッピングサイトで上手に寄付しよう
▷【ふるさと納税】寄付してよかった!リピートしたい食品7選
▷【ふるさと納税】食べ物以外でよかったもの!主婦にオススメ「キッチン用品」3選
どちらがお得?
ここまで、PayPay経済圏と楽天経済圏を様々な項目に分けて比較しました。上記を踏まえて、PayPay経済圏と楽天経済圏どちらで暮らしていくか悩んでいる方は、まず携帯キャリアから考えると決めやすいです。
- すでにSoftBank /Y!mobileを使っている人
- 通信費用を抑えたいけど通信速度もこだわる人
- クレジットカードよりスマホ決済を利用したい人(PayPay)
- 少額投資をPayPay証券で始めたい人
- すでに楽天モバイルを使っている人
- データ容量が1GB未満または無制限で使いたい人
- スマホ決済よりクレジットカードを利用したい人(楽天カード)
- つみたてNISAを楽天証券で始めたい人
ただし、全てをどちらかの企業に統一する必要はありません。両者のいいとこ取りをしながらお得生活を送るのがおすすめです。
✔️スマホをY!mobileで契約
✔️普段のお買い物はYahoo!ショッピングとPayPayでPayPayポイントを貯める
✔️銀行 / 証券口座は楽天で開設
✔️高い利息を受け取りながらつみたてNISAで資産運用をする

このように2つの経済圏を併用すると、よりお得になると思います!
まとめ:自分に合った経済圏でお得に暮らそう!
以上、PayPay経済圏と楽天経済圏の特徴をご紹介しました。
どちらの経済圏もそれぞれの強みがあります。全てを完璧に揃えて100点を目指すよりも、自分にとって必要な部分を取り入れながらできる範囲でポイントを貯めることが大切です。80点を目指しながら楽しく暮らしましょう♩
今回の記事が、家計管理の参考になれば嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました!
▷【2022年度版】これで完璧!PayPay経済圏(Yahoo!経済圏)の始め方
にほんブログ村に参加しています。応援の1クリックが励みになります♩
コメント